レンタカーの基礎知識と活用術を徹底研究

HOME > レンタカーって何? > レンタカー事業者の条件

レンタカー事業者の条件

 友達からお金を受け取って自分の車を貸す、これは違法でしょうか。もちろん車の任意保険の対象から、その友人が外れているのであれば貸したくても貸せませんが、問題ない場合はどうでしょう。はい、もちろんこれは違法です。友だちであっても、お金を受け取ると無許可の白タクと同じ事になります。ですからレンタカーは、無料で貸すのであれば許可は不要ですが、お金を取るのであれば許可申請が必要になります。

 レンタカー事業者は、運輸支局の許可が必要になり、自家用自動車有償貸渡許可申請を行います。この許可のない業者は、レンタカーを貸し出すことはできません。ちなみに、修理工場やディーラーが有償で代車を貸してくれる場合があります、こちらもレンタカー事業ではなくとも、同様の許可が必要になります。
 レンタカーを貸し出す業者として、最低限求められるのはいざという時の保険です。対物・対人・搭乗者など、最低限の保険内容に加入できなければいけません。また、営業所ごとに、事務所責任者と整備管理者もしくは整備責任者が必要になります。
 逆にレンタカー業者がしてはいけないことは、運転手の斡旋や紹介です。レンタカーで貸し出すことができる車は、乗用車だけではなく、マイクロバスやトラック、バイクも貸し出しすることができます。ですがマイクロバスは29人以下のサイズのものしか貸し出す事ができませんし、一週間前の予約が必要になります。これは国土交通省による、白バス行為への規制がかれんでいます。今は規制がありますから、なかなかできない仕組みになっていますが、昔はレンタカーで白バスも多かったのです。ちなみにですが、レンタカー事業者は霊柩車を貸し出すことは禁止されています。そしてご遺体を運ぶ場合は、普通免許では運転もできません。

↑ PAGE TOP